死亡事故の賠償金が払えない。破産すれば良いですか?

Q、交通事故による賠償金を支払うのが経済的にとても苦しい状況です。破産宣告すれば賠償金を支払わずに済むのでしょうか?

私は交通事故の加害者です。
そのためこのような質問をするのもおこがましいかもしれませんが、誰かに聞くことができないため、教えていただきたいと思います。
私が事故を起こした際の被害者の方は怪我の状態がひどく亡くなられてしまいました。
そのため死亡事故としての扱いになり、賠償金を支払わなくてはならないのですが、私が加入していた保険会社での賠償金だけでは足りないということで、私自身も誠意をもって賠償金を支払うつもりでいました。
しかし私が勤務している会社の経営状況が悪化してしまったことによって、給料も大幅にカットされ、ボーナスなどもほとんどない状態となってしまったことで先方に支払うだけの余裕がなくなってしまいました。

最優先に支払っていきたいと思っているものの、他にも家のローンや車のローン、また子供たちの学校に支払うお金など様々な部分から経済的にとても厳しい状況です。
このような状況の中で賠償金の支払いを待ってもらうことや、賠償金の今後の支払そのものを無くしてもらうことはできるのでしょうか?
先方の方には本当に申し訳ない気持ちでいっぱいですが、やはり自分の家族を養っていくことが最優先だと考えていますので、なんとか今は自分の生活を守ることを第1にしたいと思っています。

破産宣告をすることによって、今後先方への賠償金等については全て免責が下りるといった処理になるのでしょうか?

A、破産をしても免責はおりません。今後の支払については弁護士さんを通じて先方と交渉しましょう。

死亡事故の加害者になってしまうと、莫大な賠償金を支払わなくてはならないため、確かに破産宣告をするという人もいるようです。
しかしながら、ここでの賠償金については破産したからといって免責がおりるものではなく、いつまでも支払い義務が生じてきます。
そのため多くの方は、破産宣告をして、その他に抱えている借金などを帳消しにした上で先方に対して少しずつでも賠償金を支払うといった形をとっています。

今回のケースでも同じように破産宣告をしても先方への賠償金は無くなりませんから、今後の支払については弁護士さんを通じて先方と話し合いを持ちましょう。
莫大な金額ですので、一度に支払えないというのが当然のことになります。
それでも支払い義務がなくならない以上は加害者として、やはり支払っていくのが責任といえるでしょう。
自分の生活が大切なこともわかりますが、そういった内容も全て含めて先方との話し合いを持つことが大切になります。

ここで誠意を持った対応をしなければ後で大きなトラブルになってしまうことも考えられますので、きちんと対処しなければなりません。
仮に質問者様が年齢を重ねご高齢者となって亡くなることになっても、先方への賠償金については相続問題の際に引き継がれるものとなっています。
それだけ責任重大な支払いになってくるので、例えば破産宣告をするのであれば家や土地などを売り払い、そこである程度家のローンなどを厳選してリーズナブルな賃貸住宅などで生活をしながら、先方への賠償金を支払っていくという方法になってきます。
どのような形で今後の支払をするのかについては、やはり先方と話し合ってみなければわかりませんから冷静に話し合いをして、さらにしっかりとした公正証書を作るためにも弁護士さんに立ち会ってもらうのが1番です。

間違っても賠償金の支払から逃れようということは考えず、少しずつでも誠意を見せて支払を続けていくといった姿勢を貫き通しましょう。